通常医療機関では、患者へのケアや医者の診療のサポートなどが業務のほとんどを占めます。ですから、基本的に看護師の活動は病院の中で行われます。しかし赤十字病院を見てみると、通常の看護業務の他にもさまざまな取り組みをしている所が多いです。多彩な業務をこなしていかないといけないので、大変は大変かもしれません。しかし今まで経験したことのない業務をこなせるのでやりがいを感じている人も少なくありません。たとえば赤十字病院では、病棟管理をするのも看護師の業務に含まれます。より責任ある業務を任されることも十分にありうるわけです。その他にも赤十字病院では、へき地医療に真剣に取り組んでいる所もあります。離島などに住んでいる人は、普段満足な医療サービスの受けられないことも多いです。このような離島や山間部のようなへき地に定期的に訪問して、健康状態などを管理する業務もあります。都心部の医療機関でいくら仕事をしていても、なかなか経験できない業務でしょう。
赤十字病院では、日本赤十字社幹部看護師研修センターという研修の取り組みを行っています。今後活躍が期待できる看護師を対象にして、継続した研修を実施する施設です。この研修センターにおける研修プログラムは、高度なものが多いです。看護業務や看護管理の向上を目的としたプログラムなので、このような研修を受けることで看護師としてステップアップできる可能性も期待できます。その他にも、各赤十字病院の中で研修制度を用意しています。それぞれの看護師のレベルに合わせた研修プログラムを多数用意しているので、目的を持って研修に取り組めます。